象徴と芸術の宗教学

制作 : ダイアンアポストロス=カッパドナ 
  • 作品社 (2005年9月1日発売)
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本棚登録 : 49
感想 : 3
5

オススメ度(1~10):10 読みやすさ:◎ 前知識:宗教に対する偏見のなさが必要 
人間は本質的に宗教的動物である。世界の創造を模倣する事により自身の世界を意味付けし単なる物質的世界から”生きた”世界へと質的変化を起こす。現代的人間は過去の典礼的宗教現象に対して象徴的価値を見い出さず世俗的世界に隠蔽された宗教的過程を経る事により”世界”の聖別化を行う。現代人の課題は人間の根本的性質である宗教性を理解し、神話の持つ物語性、統一性、超人間性、超歴史性を有効的に活用し現代的世界に新たな意味を見出す事である。
こんなことを考えさせられる本です。自分が何を拠り所として生きているのかを考える時に参考になると思います。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 宗教学
感想投稿日 : 2013年7月2日
読了日 : 2013年7月2日
本棚登録日 : 2013年7月2日

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