石の花 上 (光文社コミック叢書“シグナル” 11 坂口尚長編作品選集 1)

著者 :
  • 光文社 (2008年1月31日発売)
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本棚登録 : 38
感想 : 3
4

第二次世界大戦下のユーゴスラビアを描いたコミック。手塚治と大友克洋を混ぜたような手触りのある絵柄で、延々と人が死んでいく。

多民族・多宗教の国が戦争になるってこういうことなんだ、ということが、テレビや新聞から入ってくる情報よりも直に伝わってくる。コミックというメディアならでは。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: コミック
感想投稿日 : 2011年3月9日
読了日 : 2011年3月6日
本棚登録日 : 2011年3月6日

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コメント 3件

猫丸(nyancomaru)さんのコメント
2013/01/31

「多民族・多宗教の国が戦争」
壮大なドラマとして感慨深い作品です。
そして坂口尚には長生きして、冷戦後のユーゴを描いて欲しかった。単純な善悪だけで世界が成り立っている訳ではないコトをユーゴを例に語って呉れたでしょうから、、、

なつめさんのコメント
2013/01/31

コミックでなかったらとても手が出ないややこしさでした。冷戦後のユーゴ、たしかに坂口さんに描いてほしかったかも

猫丸(nyancomaru)さんのコメント
2013/03/18

「たしかに坂口さんに描いてほしかったかも」
今、描けるとしたら浦沢直樹?

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