怒りの葡萄〔新訳版〕(下) (ハヤカワepi文庫 ス 1-6)

  • 早川書房 (2014年12月19日発売)
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感想 : 20
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昨今の人権尊重、人手不足の世界に生きていると見えにくくなるが、ちょっと需給のバランスが崩れれば、資本主義の下では人間が一番安いということ。
資本側から見れば「いかに安く使い捨てるか?」だし労働者側から見れば「いかに使い捨てにされないようにたち振る舞うか?」がこの社会の根底原理にあること。
平和ぼけで忘れないようにしたい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 世界文学
感想投稿日 : 2021年1月28日
読了日 : 2021年1月16日
本棚登録日 : 2021年1月16日

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