ユリイカ2012年9月臨時増刊号 総特集=平成仮面ライダー 『仮面ライダークウガ』から『仮面ライダーフォーゼ』、そして『仮面ライダーウィザード』へ・・・ヒーローの超克という挑戦

  • 青土社 (2012年8月8日発売)
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感想 : 11
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仮面ライダー、面白いよね。

そして、その面白さは物語として、ドラマ作品として、面白いだけではない。

1年周期の作品として「仮面ライダー」という「正義(とは何ぞやの問いかけ含め、)の代行者」というモチーフだけを引き継いで、
毎年試行錯誤して長い年月続いてきたこと。
だから社会や価値観の移り変わり(仮面ライダーが子ども向けのおもちゃを売るという商業的要請に基づくことが大きい)が作品の歴史を追うことで見えてくる。
色んな価値観を持つスタッフがいろんな想いを持って歴史を作ってきた。
※白倉さん、井上敏樹さん、小林靖子さんあたりの話はスタッフ間の確執含めほんと興味深い。

そんな平成ライダーシリーズの魅力の一端を感じられる1冊。
各作品解説(クウガ~フォーゼ)も興味深く楽しく読んだ。実はまだ一切観てない「アギト」「ディケイド」も観てみたくなった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 文芸
感想投稿日 : 2017年6月30日
読了日 : 2017年6月22日
本棚登録日 : 2017年6月22日

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