貧しき人びと (新潮文庫)

  • 新潮社 (1969年6月24日発売)
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本棚登録 : 1448
感想 : 118
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ドストエフスキーは「カラマーゾフの兄弟」に続いて2作目。
訳は木村浩さんのもの。

貧困に陥った人間にありがちな振る舞い、思考回路が的確に描写されている。
なので、暮らし向きが良いとは言えない生活を送っている私としては、
身につまされる思いだった。

金がない人間ほど心の美しさを謳うが、
結局は金がなければ何も解決しないのだ。

ちなみに、
マカールとワーレンカの恋の話だと、本の裏表紙に書かれてますが、
恋の話ではないと思います。
マカールが作中で、みなしごのワーレンカの父親がわりをつとめているのだと、
自分で手紙にそう書いているので。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説・詩
感想投稿日 : 2022年3月6日
読了日 : 2022年3月4日
本棚登録日 : 2022年2月27日

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