ドストエフスキーは「カラマーゾフの兄弟」に続いて2作目。
訳は木村浩さんのもの。
貧困に陥った人間にありがちな振る舞い、思考回路が的確に描写されている。
なので、暮らし向きが良いとは言えない生活を送っている私としては、
身につまされる思いだった。
金がない人間ほど心の美しさを謳うが、
結局は金がなければ何も解決しないのだ。
ちなみに、
マカールとワーレンカの恋の話だと、本の裏表紙に書かれてますが、
恋の話ではないと思います。
マカールが作中で、みなしごのワーレンカの父親がわりをつとめているのだと、
自分で手紙にそう書いているので。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説・詩
- 感想投稿日 : 2022年3月6日
- 読了日 : 2022年3月4日
- 本棚登録日 : 2022年2月27日
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