ベスト・アメリカン・ミステリ クラック・コカイン・ダイエット (ハヤカワ・ポケット・ミステリ1807)

制作 : スコット・トゥロー  オットー・ペンズラー 
  • 早川書房 (2007年12月7日発売)
3.40
  • (0)
  • (4)
  • (6)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 43
感想 : 9
3

2005年に発表された作品から21を選ぶ。この回は半分がアンソロジー用に書き下ろされた。

「ルーリーとプリティ・ボーイ」エルモア・レナード
ボニーとクライドをちょっと想起する物語。
オクラホマのタルサで1912年に生まれたルーリーが、1931年に、ミズーリ州刑務所から釈放されたばかりのジョー・ヤングに出会うまでの転変。

8歳で父親が死ぬと母は再婚するが、小学校しか行かせてもらえず義父の綿花畑で綿を摘む。従妹と結婚したプリティ・ボーイことチャーリー・フロイドが心の隅にあるが、やがてチャーリーは銀行強盗をたびたび起こし新聞に載り、ルーリーはその強盗の行跡を諳んじる。一方家を出たいルーリーは綿花摘みのない冬に食料品店で働き、その店で刑務所から出てきたばかりのヤングに出会い、家を出るが・・

「即興」エド・マクベイン
酒場で女性をひっかけそのあとは・・ と思っていた男。魅力的な女性と話をしたのだが、「たとえばあの女性を殺すなんてのはどう?」と、よくわからない理解不能な状況になるが、3人で女性の部屋までくるまでこぎつけた。が・・ 一転!!  いやー、そりゃないよねー、いやいや、女と一夜の愉しみをしようなんて思うのがそもそも、なのか。


2007.12.15発行 図書館

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 本・ミステリー 海外(英米)
感想投稿日 : 2022年1月27日
読了日 : 2022年1月26日
本棚登録日 : 2022年1月23日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする