ナオミ、28歳、老舗デパートの外商担当。カナコ、28歳、銀行員の夫との結婚を機に大手家電メーカーをやめ専業主婦に。新潟と石川の出身で大学時代の同級生。カナコを訪ねると顔が腫れ・・ 夫はDVだった。それにつれナオミ自身の父の母への暴力も思い出され、夫殺害を共謀決意。桐野夏生の「OUT」に少し似ているかなと思ったが、テイストは違う。「OUT]はどこまでも深く沈む主婦の怨念に取り囲まれるが、こちらは、こうなったらいいね、をどんどん突き進む感じ。読みながらうまく逃げてくれと願っている。
デパートの外商の顧客、こういうお金持ちがいるのか。
ドラマ向きかなと思ったら2016年にフジで連続ドラマ化(10回)。広末涼子(ナオミ)、内田有紀(カナコ)。
「ポンツーン」(幻冬舎の月刊PR小説誌)平成26年11月号~平成26年7月号連載
2014.11.10第1刷 図書館
幻冬舎書評
https://www.gentosha.jp/article/7822/
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
本・小説・エッセイ 日本
- 感想投稿日 : 2023年1月20日
- 読了日 : 2023年1月19日
- 本棚登録日 : 2023年1月15日
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