SF小説と戦争ノンフィクション小説が融合したような作品。時間旅行と戦争実録が絡み合う。
ドレスデン爆撃については、全く知らなかったので、衝撃的だった。米兵の捕虜生活も壮絶で、作者の実体験を元に描かれたからこそ、具体的だ。
「そういうものだ」…多用されるこの言葉に諦めを感じさせる。
ビリーの虚無的な人生は戦争体験によるものなのか。
ヴォネガットがこの作品を描いてから何十年経つのだろう。いまだに戦争は無くならない。
愚かな行為を繰り返す地球人をトラルファマドール星人はどう見ているのだろうか。
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- 感想投稿日 : 2023年12月23日
- 読了日 : 2023年12月23日
- 本棚登録日 : 2023年12月23日
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