追放されしもの (クロニクル千古の闇 4)

  • 評論社 (2008年4月1日発売)
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クロニクル 千古の闇 第4弾。
前回、<魂喰らい>の入れ墨をいれられたトラクは、それが原因で、氏族から追放(ハズシ)されてしまう。逃げるトラクは、ひたすら存在を隠していくうちに、魂の病に冒されて自分をなくし、ウルフも捨ててしまう。<魂喰らい>とは、こういうことなのか?
もし<名前の魂>が病に冒されれば……、もし病が<氏族の魂>を襲えば……、もし<万物の魂>が……。その不気味さが伝わってくる。

トラクの<生霊わたり>を使った襲撃シーンも凄さも十分。(これは操られてはいたが)前回は、ただ、乗り移るだけととらえていたが、こうして獣を操作することもできるんですね。次回が楽しみです。

レン、ベイルの助けもあり、<魂喰らい>セシュルを倒す。残りはあと2人。
レンの生い立ち、ウルフの狼たちとの別れ、トラクの母親そして…、悲しい場面・考えさせられるシーンが続いた本作であるが、最終決戦に向けて、最後の大きな謎を抱えて、あと一息!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2021年8月15日
読了日 : 2021年8月9日
本棚登録日 : 2021年8月6日

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