優しく従順な青年が、強盗事件に巻き込まれて、脳の一部を破損する。
そこで、世界初の脳移植手術が秘密裏に行われる。手術後、徐々に人格の変化が認められる。
彼は、彼の脳の一部となったドナーを探し始める。
脳の欠損は、他部分から修復されていくというような事を聞いた事がある。
遂に確定したドナーは、彼を撃った犯罪者であり、その凶暴性が彼の元の人格を制圧していく。
医者達が、手術の詳細を隠そうとしたり、手術の成功をのみを追い求めようとするところは、ありがちかなと思う。
最期の一瞬に元の人格が戻るというところが東野さんらしい。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2023年9月19日
- 読了日 : 2023年9月19日
- 本棚登録日 : 2023年9月19日
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