1Q84 BOOK1〈4月‐6月〉前編 (新潮文庫)

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  • 新潮社 (2012年3月28日発売)
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二年程前に、一度読んでいる。一年程前に、ジョージ・オーウェルの「一九八四」を読んで、その時、
村上春樹氏が、「一九八四」が、近未来小説ならば、私は「1Q84」で、近過去小説を書いた。というインタビュー記事を見つけた。そうだったかしら?と、どこかでそれを確認したかったので、再読。
〈4-6〉前編1は、ここから始まる物語の主要登場人物達の輪郭。青豆と天吾を交互にに語部として。

○青豆 女性 表はスポーツインストラクター 影では、必殺仕事人風
○天吾 男性 予備校数学講師 小説家を目指してコツコツ書いている

○老婦人 青豆の顧客であり、雇い主
○タマル 老婦人の執事
○小松 天吾を認める編集者

○ふかえり 小説の新人賞に応募してきた女子高生
美人、ナイスバディ 
○戒野 信仰宗教組織から逃げてきたふかえりの養育者 ふかえりの父の友人

青豆は、1984年の4月、ある仕事の後から今まで生活してきた社会との違和感を感じる。自分の記憶の過去との相違を確認して、1Q84 と(Question )としておく。

天吾は、ふかえりの投稿作「空気さなぎ」を小説としてリライトするよう小松に依頼される。その違法行為に悩みながらも、その作品感に圧倒され作品を仕上げる。

子供の頃の回想から、青豆と天吾は、小学生の時のクラスメイトであること、二人に惹き合うものがあったらしいことがわかる。

さて、次行こうか。
       

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 新潮文庫
感想投稿日 : 2022年11月23日
読了日 : 2022年11月23日
本棚登録日 : 2022年11月23日

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