夜中にふと目を覚ましたときの不安、
「世界じゅうがどこかへいっちゃったよ」
世界がこのままだったらどうしよう?
自分の居場所がわからなくなる不安。いつもと見慣れぬ白い静かな世界。でもなれるとそれも心地よい。
恥ずかしさのあまり姿を消したとんがりねずみ、凍死する子リス、遠くの狼に憧れる子犬、空気を読めないヘムレンさん、温まりたいだけなのに、座るのにすべてを凍らせるモラン…。

ミイは、一人で冬を楽しむ。
おしゃまさんは的確なアドバイスを与える。

相変わらず寂しいけど、春はくる。みんな元の場所へ。

でも、死んだ子リスは死んだまま。(死んでも尻尾は立派だけど)

2013年1月28日

読書状況 読み終わった [2013年1月28日]
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