フィレンツェに始まり、ローマを経て、ヴェネツィアへと、舞台を移しつつ、自由について考える文章。
そしてルネサンスは歴史的事象と考えるよりも心のあり方ととらえる、著者の自由さこそルネサンスらしい。
文庫のために加えられた対談で、80年代、90年代と日本の歴史学会から無視され続けたことが明かされている。今でも日本のいろんな学会が排他的で、ある分野のあるテーマは某先生の専門とみんなでたこつぼを作っているように思う。そんなことでは本当に知るべきものには至らないと思う。
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- 感想投稿日 : 2008年4月15日
- 本棚登録日 : 2008年4月15日
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