ビブリア古書堂の事件手帖 ~栞子さんと奇妙な客人たち~ (メディアワークス文庫)
- KADOKAWA (2011年3月25日発売)
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感想 : 3394件
★4.0
普段は極端に人見知りが激しいものの、慈しむように本を扱い、本に関しては饒舌な栞子さんが魅力的。そして、「人の手から手へ渡った本そのものに物語があると思う」という栞子さんの考え方が印象的で、ついつい手元の本が辿った歴史に思いを馳せてしまう。推理小説としては可愛さ半分ヘビーさ半分といった感じだけれど、登場人物が個性的でとても楽しかった。ただ、「第四話 太宰治『晩年』」の種明かしは、五浦さんに分かったくらいなので彼も気付いているのでは?と冷や冷やする。それにしても、読みたい本がまた増えてしまった…!
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ま行
- 感想投稿日 : 2018年10月23日
- 読了日 : 2018年10月23日
- 本棚登録日 : 2018年10月23日
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