学はなくとも実務に優れる悟空と、学はあるのに実際の役に立たず、文字による教養の哀れを感じる悟浄。三蔵法師については、外面的な困難に遭遇した際に切り抜ける道を外ではなく内に求める、普段から動揺しない平静な心が作り上げられている、いつどこで窮死してもなお幸福である心をと語り。ある種の天才たちに囲まれ、己の非才を嘆きつつも、どこか親しみを覚えてしまう。
読書状況:読み終わった
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キンドル
- 感想投稿日 : 2018年6月16日
- 読了日 : 2018年6月16日
- 本棚登録日 : 2018年6月16日
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