腹がよじれるほど面白くて、阿保らしくて、涙が出た。
オースティンの名作、自負と偏見にゾンビのエッセンスを加えた最高のラブコメバカアクション。日本で言ったら時かけとか源氏物語あたりにゾンビ要素をプラスした感じかな?もうこの文章だけで面白い。
要所要所にゾンビが足されてるけど、原作の『結婚』という芯はきっちり通っている。原書も読んだが、オースティンの文章をうまく生かした文章は読んでいて感心しっぱなしだった。時々爆笑も誘われたけど。
特にうまいなと思ったのが、シャーロットがコリンズと結婚する動機。思わず「うわぁ~なるほどな~そうきたか~ww」と声に出してしまった。
この手の作品によくある、間違った日本知識(ニンジャやらドージョーやらカタナやら)はご愛敬。正直そこがめちゃくちゃ面白かったので、ニンジャスレイヤー系が好きな人はすごく楽しめると思う。
英文学の古典が気になっているけどどれから読もうか迷っている人、とりあえずなんか息抜きに頭を空っぽにしたい人、ハチャメチャゾンビモノが好きな人には特におすすめ。
読み終わった後で、原作の『自負と偏見』を読んでみると、思い出し笑いが止まらなくなるので注意!
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
海外文学
- 感想投稿日 : 2018年5月17日
- 読了日 : 2018年5月17日
- 本棚登録日 : 2018年5月17日
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