パルタイ (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (1978年2月1日発売)
3.44
  • (18)
  • (39)
  • (74)
  • (5)
  • (4)
本棚登録 : 449
感想 : 43
3

倉橋由美子初読。『パルタイ』『非人』『貝のなか』『蛇』『密告』の5編からなる中篇集。
裏表紙の宣伝文句によると、「存在そのものに対する羞恥の感情を、明晰な文体で結晶させ」た作品集らしいが、正直よくわからなかった。時代背景が違うからか、ファンタジーチックな設定のせいなのか、性的描写が多いせいなのか、オント(恥)だの、ファロス(灯台)だのといった聞きなれない用語のせいなのか、ピンとこない。エンターテイナーというより芸術家肌の作家なのだろう。わかる人にはわかる、そういう小説なのだろうと思って読了。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 分類困難
感想投稿日 : 2021年11月7日
読了日 : 2021年11月7日
本棚登録日 : 2021年10月30日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする