倉橋由美子初読。『パルタイ』『非人』『貝のなか』『蛇』『密告』の5編からなる中篇集。
裏表紙の宣伝文句によると、「存在そのものに対する羞恥の感情を、明晰な文体で結晶させ」た作品集らしいが、正直よくわからなかった。時代背景が違うからか、ファンタジーチックな設定のせいなのか、性的描写が多いせいなのか、オント(恥)だの、ファロス(灯台)だのといった聞きなれない用語のせいなのか、ピンとこない。エンターテイナーというより芸術家肌の作家なのだろう。わかる人にはわかる、そういう小説なのだろうと思って読了。
読書状況:読み終わった
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分類困難
- 感想投稿日 : 2021年11月7日
- 読了日 : 2021年11月7日
- 本棚登録日 : 2021年10月30日
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