どのような本をご所望ですか?
書楼弔堂シリーズの第一弾。第二弾を先に読んでから、だいぶ間が空きましたが、主人の弔堂の語りに引き込まれていく感覚は、やはりこのシリーズなんだなと改めて思わされます。百鬼夜行シリーズの中禅寺とも違い、相手と語ることで、徐々に腑に落ちさせていく感じですかね。
序盤曖昧な感じから、語っていく内に正体がわかっていく客(どうでない人もいますが)を類推するのも楽しいですし、その時代の文学を読んだ人の感覚に沿って説明するのも、楽しく読めるところです。
しかもクロスオーバーも仕掛けられていて、オッと思います。しかし元ネタ読んだのがだいぶ前で、記憶が曖昧なのが、ちょっと悔しい。
相変わらずの語りにどんどん引き込まれ、楽しく読めました。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
書楼弔堂シリーズ
- 感想投稿日 : 2022年8月28日
- 読了日 : 2022年8月25日
- 本棚登録日 : 2022年8月25日
みんなの感想をみる