書楼弔堂 破暁

著者 :
  • 集英社 (2013年11月26日発売)
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本棚登録 : 1384
感想 : 205
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どのような本をご所望ですか?
書楼弔堂シリーズの第一弾。第二弾を先に読んでから、だいぶ間が空きましたが、主人の弔堂の語りに引き込まれていく感覚は、やはりこのシリーズなんだなと改めて思わされます。百鬼夜行シリーズの中禅寺とも違い、相手と語ることで、徐々に腑に落ちさせていく感じですかね。

序盤曖昧な感じから、語っていく内に正体がわかっていく客(どうでない人もいますが)を類推するのも楽しいですし、その時代の文学を読んだ人の感覚に沿って説明するのも、楽しく読めるところです。

しかもクロスオーバーも仕掛けられていて、オッと思います。しかし元ネタ読んだのがだいぶ前で、記憶が曖昧なのが、ちょっと悔しい。

相変わらずの語りにどんどん引き込まれ、楽しく読めました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 書楼弔堂シリーズ
感想投稿日 : 2022年8月28日
読了日 : 2022年8月25日
本棚登録日 : 2022年8月25日

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