情緒的なことばや表現が多いんだけど、全体としてはベタベタせず、乾いた感じの文章。
ピアノコンクールとしては疑問に思う設定もあるんだけど、若い人の成長物語なのだから、まあそれもありかと。
とはいえ、成長物語としては分散してしまった感じだし、ピアノコンクールの修羅場を描くには淡々としすぎてしまった感じがする。
キャラクターもつっこみが足りない。こんなに個性的な人がいるのに、天才なのに嫌味じゃなく、はめをはずさないマサルが一番魅力的に感じてしまう。優勝してよかった。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
正統派
- 感想投稿日 : 2021年6月17日
- 読了日 : 2021年6月17日
- 本棚登録日 : 2021年6月17日
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