いつもの旅行記にあとがきなどの書評を収録した二部構成。初めて旅行記以外を読んだがこうやって感想を書くことが恥ずかしくなってくるくらい、書評の文章は美しい。旅行記では分かりやすさを優先して書いていたのだなと読み終わって感じる。ただ取り上げられている本を読みたいと思わなかったのが残念。推薦文でなかったからだろうか、完結させた文章に読み終えたかのような感触を覚えたからか。使い古された表現ながら一粒で二度おいしかった本。
読書状況:読み終わった
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マ行の作家
- 感想投稿日 : 2011年9月17日
- 読了日 : 2011年9月17日
- 本棚登録日 : 2011年9月17日
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