[評価]
★★★★★ 星5つ
[感想]
上巻の無邪気で純粋なベルトランが周囲を振り回し、周囲は振り回されていることをわかりながらも、その魅力に抗えずにベルトランを助けるといった感じで、爽快感をかんじながら読み進めることができた。一方で下巻はほとんど変わることのないベルトランに対し、周囲が大きく変わったことで様々な悩みに振り回されているように読めた。
多くの人の思惑が飛び交い、フランスという国家が大きく変わってゆく中でベルトランの存在が一服の清涼剤となっていたように思う。気持ちのよい人物だった。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2018年12月22日
- 読了日 : 2017年12月7日
- 本棚登録日 : 2018年12月22日
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