2019年 名作ミステリ新訳プロジェクト第6弾。ヘンリ・メリヴェール卿物の長編。
雪の中に残された足跡(『足跡のない密室』系)の名作として有名すぎるほど有名なこの作品、旧訳を大昔に読んだ筈ですがすっかり内容を忘れていてとても新鮮に楽しめました。クセのある登場人物達と次々に起こる事件からテンポ良く話が進み、カーらしいヒーローとヒロインのロマンスも若干絡めつつの見事な伏線の散りばめ方でございました。
今回新規に追加された(?)図も良かった。あの描写だけではイメージの湧きにくい位置関係の理解が捗りました。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
海外ミステリ
- 感想投稿日 : 2019年8月14日
- 読了日 : 2019年8月14日
- 本棚登録日 : 2019年8月12日
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