全集の一巻、「吉原御免状」から読み始める。
小説の内容は省くが、隆氏の描く主人公達は、誰もが格好良いのだ。
男たる者、こうありたいと願う人物像ばかりなのである。
ハードボイルドの時代物と言えば良いのだろうか。
江戸の吉原の歴史や慣習、花柳界の起源、柳生一族との戦いなどが絡み、リアルな歴史的事実を基に、驚くべき程の質の高い物語が展開され、飽きることなくページをめくってしまう。
この一冊のみならず、隆氏の小説総てが読む者を興奮させるのだ。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
隆慶一郎
- 感想投稿日 : 2022年7月8日
- 読了日 : 2022年6月30日
- 本棚登録日 : 2022年6月30日
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