アンナとリョーヴィンは貴族社会の常識と調和できないところで共通している。
どちらも人生とは苦しみであると考え、それに〈死〉を結びつけたり、理性の欺瞞に気づいてしまうところも。
そしてアンナは全てを消し去ってしまい、リョーヴィンは信仰を見出だす。
何が違ったのだろうと考えると、死を選んだか生きて生活を続けたかということなのかな。
あそこまで追い詰められたアンナはどうすればよかったんだろう。
それがアンナに対する罰だとしたら不公平だなと感じる。
救いと捉えられるところもあるのではないかと思った。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
文学 ロシア
- 感想投稿日 : 2017年3月14日
- 読了日 : 2016年10月15日
- 本棚登録日 : 2017年3月14日
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