ブルー・ハネムーン (光文社文庫 し 20-1)

著者 :
  • 光文社 (1997年6月1日発売)
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本棚登録 : 129
感想 : 24
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やっといつもなみな読書スピードに戻った・・^_^;

これはこないだ母校の文化祭で50円で買った篠田節子さんの前から読みたかったリストに入っている本です。

後輩への貢献にもなるし50円だし(笑)

即座に購入〜♪



ストーリーは、成績を気にしてがむしゃらに頑張るOLがあることをきっかけにOLに嫌気がさして、会社に辞表を出すと、同じような時期に同僚だった風采の上がらない男性の危機を救ったことから二人はいいコンビとなり新しい仕事をするようになる。

その仕事ってのが結婚詐欺!
相方は風采はあがらないけれど、パソコンおたくで情報収集能力にたけ、ハッキング盗聴尾行などはお手の物。

彼らは彼らなりの美学に則って仕事をこなしていく。

女は美貌とスタイルの良さを武器に男の収集した情報をもとに獲物を次々に仕留めていく・・・・と思いきや・・・・



ってな感じで、今まで数々の篠田作品を読んだけど、これはアメリカ映画にでもなりそうな軽い作品。

へぇ・・こんな作品も書くんだ・・と改めて篠田節子という小説家が好きになった。
主役の久美子は女優の●●でぇ・・修はお笑いの●●がいい・・とか読んでていつもの癖が出た(笑)



例えば、『もしあなたが世の中の悪人にどうしてもならなくちゃいけないとしたら何になりますか?(なんて質問はありえないだろうが)』と言われたら、そだな・・スパイとか詐欺師。って言うかも(笑)

罪の問題やその後は考えないようにして、スパイと詐欺師は情報収集をしたり頭を使ったり、任務終了後はまた別人になったり、とか他の悪人との違いっての?感じます。

だから現実逃避的な書物の題材としてはとても面白いなぁ〜と思うの。



さぁ〜て・・次は何を読もうかなぁ〜(^_-)☆

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: 和書・作家さ
感想投稿日 : 2006年6月28日
本棚登録日 : 2006年6月28日

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