ロリータ (新潮文庫)

  • 新潮社 (2006年10月30日発売)
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本棚登録 : 3943
感想 : 329
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ちょっとエロいロマンチック変態小説かと思って読んだら違ってた!
確かに変質的なおじさんが出てくるし、それを上回るニンフェットとしての自覚があり意図的に煽ってくるのが14歳の女の子だしで単純なロマチック小説ではなかった。並行して読んでいるスティーヴン・キングの「死の舞踏」の影響のせいか一種のホラー・サスペンス小説として読んでしまいました。実際にあった事件をもとに描かれているらしいけれども、いやおぞましい。解説の大江健三郎氏も書いているけれど、さまざまな読み方ができる深みのある変態小説なのだと思う。私にはホラーにしか思えないけれども。ナボコフすごいね。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年8月15日
読了日 : 2023年8月15日
本棚登録日 : 2023年8月15日

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