地獄のハイウェイ (ハヤカワ文庫 SF 64)

  • 早川書房 (2008年7月15日発売)
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本棚登録 : 80
感想 : 14
5

中学の頃に読んでピンとこなかったゼラズニィ。
最近なぜか思い浮かび再チャレンジ。なかなか面白いではないか!

3日間戦争によって放射能に汚染された結果、巨大な生き物が跋扈し、空からは竜巻によって吹き上げられた瓦礫が降ってき、オーロラは閃き、病気は蔓延。血清を届けるために、暴走族を含めた運び屋チームが編成されアメリカ大陸を横断するのだ。神話とSFを融合させる著者による今回のフォーマットは米国の神話である「西部劇」。「恐怖の報酬」+「マッドマックス2」を思い起こさせます。そもそも、これらの映画がそういうフォーマットに則っているということですね。洒落た文体となるかキザに落ちていくか微妙な線の独特の文章もあいまって印象深かった。

ゼラズニィ再発見。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: SF
感想投稿日 : 2020年1月13日
読了日 : 2020年1月13日
本棚登録日 : 2020年1月13日

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