ひまわりめろんさんのレビュー見て、おもしろそうなシリーズものだなーと思って借りてみました。
北欧はアイスランドを舞台にしたミステリー。
世界40ヵ国で紹介され、シリーズ全体で700万部突破!
ガラスの鍵賞を2年連続受賞。
CWAゴールドダガー賞受賞。
だそう。
なんかこういうの書いてると前フリみたいで嫌なんだけど(笑)
う~ん。普通のミステリー(笑)
★2か3か迷ったけど、魅力はそこそこだが特に瑕疵もなかったということで★3。
ガラスの灰皿で殴られて殺された老人が見つかって、よくある強盗とかの普通の殺人とか思いきや、へんなメッセージの紙切れがあって。そこからどんどん奥が深くなっていきます。
読みやすいし、展開も早いし、300ページくらいだから楽なんだけど。
ストーリーはともかくとして、キャラクターがちょっと弱いんだよなー。
主人公の捜査官は特にこれといった特徴もないし、一緒に捜査する2人なんてもっと特徴らしきものがない。
主人公は離婚しているおっさんだが、転がり込んできた娘が実はヤク中で、その娘になぜか事件の経緯を説明してるのが意味わからんかったな。殺人事件の経緯なんて、そんなこと家族に話しちゃいかんだろ。
訳者あとがきで、訳者がアイスランドを訪れた話がおもしろかった。
作品の中でも雨の場面が多かったが、アイスランドはとにかく天気が良く変わるらしい。
編集者によると一日で5つの天気を経験することも良くあるとか。
そのぶん太陽への憧れはとても強いらしくて、一年にわずかしかない一日中快晴の日には、商店や会社は「本日快晴につき休業」と張り出して、太陽に顔を向けて外に座っているのだそうだ。ホンマかいな。
おもしろい。
一日快晴が珍しくて休みになるなんて。
まあ、でも外で仕事なんかしてると天気が良いってのが何よりありがたいのはわかる。
でも、そんなに天気が悪い国なんて住みたくないなー。
住む予定もないけど。
逆に向こうからしたら日本なんてしょっちゅう地震が起きるから恐くて住みたくないって言うかもだがな(笑)
このシリーズは、残念だがもういいかな。
表紙はいい雰囲気で好きなんだけど。
- 感想投稿日 : 2024年3月2日
- 読了日 : 2024年3月2日
- 本棚登録日 : 2024年3月2日
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