マリー・アントワネットとマリア・テレジア 秘密の往復書簡

著者 :
制作 : パウル・クリストフ 
  • 岩波書店 (2002年9月26日発売)
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感想 : 14
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ギロチンで非業の死を遂げたマリーアントワネットは14歳で結婚してから11年間、実家の母マリア・テレジアと手紙のやりとりをしていた。
口やかましく、またおだてたりしながら、なんとか娘の博打や浪費をやめさせようと躍起になる母。でも母の愛もむなしく、彼女は遊びたい盛りの10代。しかもセレブである。
読んでいて「パリスヒルトンやリンジーローハンと同じじゃない?」と思った。
マリアテレジアは偉大な女帝だったので、彼女の訓戒は非常に共感するところがある。努力しないと人の評判を落とすことになる、と戒めているが、娘のフランス王妃は聞く耳を持たなかった。
お母さんの言う通りにしていたら、ギロチンにかけられる事も、フランス革命もなかったのではないか、と思う。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2011年4月9日
読了日 : 2011年4月9日
本棚登録日 : 2011年4月9日

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