ラトビアがモデルになっているルップマイゼ共和国に住むマリカの物語。
とても素敵な国の人々。
静かに流れる物語。
でも、夫が「氷の帝国」に連行されてしまう。
「このクルミを兄弟3人でみんなが納得するように分けるにはどうしたらいい?」
「年の順に分ける。
「全員に等しく分ける。」
「一番下の弟にたくさん食べさせるんだ。だってまだ小さいから。それでまんなかの子には少しだけ。いちばん上の兄は、がまんして食べない。」
「がまんはしなくてもいいよ。いちばん上のお兄さんだってちょっとは食べたいだろ?でも、正義っていうのは、だいたいそういうことだ。」
マリカ「クルミを土に埋めて、大きくなって実がついたら、みんなでおなかいっぱいになるまで好きなだけ食べるの。」
読後感も素晴らしく、次に読む本をどうしようか悩んでしまいました。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
生き方
- 感想投稿日 : 2020年2月28日
- 読了日 : 2020年2月28日
- 本棚登録日 : 2020年2月28日
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