色彩の息子 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (1994年5月30日発売)
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本棚登録 : 1817
感想 : 137
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初山田詠美。友達と本を勧め合いっこした。
その時に勧められた本その1。

おおおおおおおう、これはちょっと、エロい。
不適切な表現だと思って類語辞典で検索したけれど「スケベ」とかしか出てこなかったから仕方がありません。ええと、なんていうか、ちょっと性的。悪い意味じゃなく。

いやしかし、「私だって捨てたもんじゃないはず」とか、「いい人でいると楽」とか、「夜中に世界で一人ぼっちになるような気分」とか、共感できる感じ。そして女性が怖い。生々しい。妙にリアルで、今でいうところの「肉食系」と言うやつなのか、アグレッシブで虎視眈々とした、怖い女がいっぱい出てくる。

それにしてもとにかく文体が好み、とても読みやすかったです。
所々作品テーマカラーの色紙が挟んであるのもいい感じ。
他に勧めてもらったのも読むぞ-!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2010年8月23日
読了日 : -
本棚登録日 : 2010年8月20日

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