あきない世傳 金と銀 源流篇 (ハルキ文庫 た 19-15 時代小説文庫)

著者 :
  • 角川春樹事務所 (2016年2月12日発売)
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本棚登録 : 2767
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旱魃と飢饉で飢える貧困、そして、女性が学問をできない社会であるなど、江戸時代の厳しい現実が描かれる。その中で翻弄され、耐える主人公の幸。
この巻では、まだ、運命や社会に翻弄されるだけの幸だったが、次巻以降で立ち上がっていくのか。スカッとする様なカタルシスは味わえずに、物語はまだ動き出していない。今後の展開にむけた、静かなる序章といった、静謐な出だしでした。ドラマのおしんの様な壮大な物語が予感される。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 時代 歴史小説
感想投稿日 : 2021年10月16日
読了日 : 2021年10月16日
本棚登録日 : 2021年10月16日

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