旱魃と飢饉で飢える貧困、そして、女性が学問をできない社会であるなど、江戸時代の厳しい現実が描かれる。その中で翻弄され、耐える主人公の幸。
この巻では、まだ、運命や社会に翻弄されるだけの幸だったが、次巻以降で立ち上がっていくのか。スカッとする様なカタルシスは味わえずに、物語はまだ動き出していない。今後の展開にむけた、静かなる序章といった、静謐な出だしでした。ドラマのおしんの様な壮大な物語が予感される。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
時代 歴史小説
- 感想投稿日 : 2021年10月16日
- 読了日 : 2021年10月16日
- 本棚登録日 : 2021年10月16日
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