ポスト・コロナの学校を描く (教職研修総合特集 701号)

  • 教育開発研究所 (2020年8月25日発売)
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コロナでの学びについて知りたいと思い読んだ。
以下、参考になった点
○コロナにより、生活習慣が乱れた、ネガティブな気分になった、将来が不安であると回答した高校がとても多い
→外部との連携を図り、悩み相談室の設置等が挙げられる。

○自ら学び、自ら考え、主体的に判断し、行動する力が求められる。
→まさに主体的・対話的で深い学びの実現が大きな鍵になる。絶対の正解よりも納得解や最適解が期待されている。

○対面授業とオンライン授業
オンライン授業→知識習得などのインプット型
対面→調べたことを発表したり、話し合ったりするアウトプット型

○オンラインでの学びのメリット、デメリット
メリット 主体性のある子供なら動画を止めたり、何度も見返して学習することができ、個別最適な学びの実現に繋がる
デメリット 主体性がなければ、うまく取り組めず、逆に学びを止めてしまう恐れがある。

○学校を教える場から学ぶ場へ
→教師が教えて、生徒が教わると言った学校から、教師が生徒の学びを支えて、生徒が学ぶ、教え合う学校づくりを目指す。

個人的に、学校をもっと豊かにするために、カフェを導入することが考えられる。
職員室は生徒にとっては入りづらい、教師にとっても居心地の悪い場所になることもしばしばある。職員室の雰囲気づくりが挙げられるが、実際に他者の違いを認め、対立は起こるものだと考えることは難しい。
例えば、イギリスでは、ほとんどの学校にカフェがあり、生徒、教師は休み時間になるとコーヒーを飲みながら意見交換を行なっている。日本でも大学にはカフェがある場合があるが、中・高には滅多にない。生徒の主体性を伸ばすなら、学びの環境作りも必要だと感じた。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2021年8月12日
読了日 : 2021年8月12日
本棚登録日 : 2021年8月12日

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