「最後の晩ごはん」シリーズ第4弾。
海里が働く定食屋「ばんめし屋」に、目下海里と関係修復中の兄・一憲が訪れた帰りに、偶然、20年来音信不通だった高校時代の親友・仁木涼彦と再会する。再会を喜ぶ二人だったが、海里には涼彦の体にうっすらと巻き付くあるものが見え…?
(この感想はあまり参考になりません。笑)
いつもはネタバレの感想はあまり書かないようにしているんですけど、今日は感想がこれだけなもんで…。
え、これ、お兄ちゃんエンドでよくね?(奈津さんがいなけりゃなー)
…え、これもう、お兄ちゃんエンドでよくね?(奈津さんが略)
と始終思っていたら終わってた。
そんなお話です。(多分違う)
そもそも、最初の人物紹介のところに、ほとんど出てこない淡海先生は載ってるのに、なんで奈津さん載せてくれないんだろーとか思ったり、涼彦さんのことにしても、この話は一体どういう層を意識して書いてるんかなぁ?などと疑問を呈しつつ、挿絵に奈津さん描けよと思いつつもお兄ちゃんエンドでと思ってしまった自分はじゃあ一体どういう層だというのかと自分に疑問を持ったお話でした。
(奈津さん単体では好きです)
あと、前作でじわりとお兄ちゃんが気になりつつあったけれども、今作でなんかおもろい人になってて笑った。まぁ人間一面的ではないものね。
お兄ちゃん真面目おもろいで若干天然入ってるような気がしないでもないので、学生時代に押せばもしかしたらワンチャンあったんじゃ?とか考えてしまった。
綺麗に去るより傷を作るのもまた一つの方法。(なんのこっちゃ)
マフラーの幽霊は存外唐突というか、モノに思念して形を結ぶよりも、自分の姿で現れる方が霊力少なくて済むような気がするけど違うのかな?
マフラー唐突やんと思いつつも、結局最後マフラーのシーンに泣かされ、くっ、マフラーなんぞで…と思ったのでした。
女性の気持ちが仁木さんに伝わったところで、感動はしたけれど、それで仁木さんの罪悪感が軽くなることにはなるのかなぁ?余計に辛く感じるのではないか?とも思ってしまう。でもまぁ、彼女が20年傍にいて幸せだったというのだからよいのかな。
え、ちょっと待って、女性の幽霊が20年来ずっと自分の体に…???
プライバシーどうなっとるん。
- 感想投稿日 : 2019年8月2日
- 読了日 : 2019年8月2日
- 本棚登録日 : 2019年7月31日
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