イタリア紀行 下 (岩波文庫 赤 406-1)

  • 岩波書店 (1960年5月5日発売)
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感想 : 8
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ゲーテのイタリア旅行記の下巻ですね。
ゲーテのイタリア旅行記の下巻は以下の通りです。
この巻は『第二次ローマ滞在』と名を打たれています。
第二次ローマ滞在(1787年六月より1788年四月まで)月毎の記述になっています。
始まりと終わりにオヴィディウス(ローマの詩人)の詩編が引用されています。
ローマ滞在は、『古代ならびにルネサンスの建築・彫刻・絵画に心を惹かれ、また鉱物・植物・気象の観察に熱心であった。そうした中で、自己の使命が詩人であることを改めて自覚し、芸術の祖国イタリアへの別れの文を、オヴィディウスの哀歌をもって結んだのだった。』と翻訳の相良守峰さんは綴られています。
勿論、文学活動にも精力的で次々に作品を手掛けています。第二次ローマ滞在のもうひとつの魅力は、ゲーテが送った手紙が掲載されています。この時期のゲーテの想いが如実に表れていて興味深いですね。
文豪ゲーテの紀行文は文学作品としても興趣深いものですね。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 紀行文
感想投稿日 : 2024年3月17日
読了日 : 2024年3月17日
本棚登録日 : 2024年3月17日

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