第三の時効 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社 (2006年3月17日発売)
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朽木、楠見、村瀬、田畑、矢代という県警捜査一課に所属する刑事たちの短編集。表題作「第三の時効」は、公安経験のある楠見の得体のしれなさをめぐる描写が素晴らしかった。
最近読んだ『ハコヅメ』で、「刑事の仕事は捕まえた後の方が難しい」という主旨の話があったが、この短編集の前半には捕まえた後の取調(トリチョウ)の困難さをめぐる話がある程度含まれており、それが興味深さを増させているように思われた。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2020年10月1日
読了日 : 2020年10月1日
本棚登録日 : 2020年10月1日

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