太宰さん流の昔話、好きだ。
軽快に語られているが
人間の中に根強く存在する
慈悲、強慾、怨恨、嫉妬が
語られていて興味深い。
浦島太郎の話。これもまた良い。
『年月は、人間の救ひである。
忘却は、人間の救ひである。』
人間が最も恐れる老いというのも
美しく、幸福なことなのかもしれない。
年老いてまたこの本を手に取った時、
私はどう感じるのだろうか。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2021年2月11日
- 読了日 : 2021年2月11日
- 本棚登録日 : 2021年2月11日
みんなの感想をみる