ふたりのロッテ (ケストナ-少年文学全集)

  • 岩波書店 (1962年5月16日発売)
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感想 : 37
5

はー。

可愛すぎた。懐かしすぎた。幸せな時間だった〜。

小学校の図書室でいつも読んでたのはふたりのロッテとドリトル先生。

今読むと、泣けて泣けて仕方ないわね。
どんな子どもたちも、絶対に幸せでいなくっちゃ。せめて物語の中だけでも…

映画は見たことないんだけど、これはもともとケストナーが映画のシナリオとして書かれたお話だった。ナチスによって、彼ら自由主義者の本は、発禁にされ、焼かれた。そんな中で子どもたちのためにシナリオとして残そうとしたケストナー、自分のことを道徳者だとか言ってたそうだけど、良いことは良い、悪いことは悪い!そういう当たり前の心を持った作家だったはず。
ユーモアや、大胆なところはあったにしろ。。

双子が撮った記念写真や、パルフィー氏の奏でるオペラ、得にヘンゼルとグレーテルのシーンなんか、映画の中で素敵なスパイスになったでしょうねぇ。←観たことないから。。

翻訳も素敵だし、夢見心地な読者時間を過ごせちゃったな。

うーん、やっぱりこれが一番好きかなー

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2019年9月23日
読了日 : 2019年9月23日
本棚登録日 : 2019年9月23日

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