濃密と希薄。裏腹が混在一致し形成される村社会。なんともアンバランスな中を上手く折り合いを付けて誰もが生きて行く。その誰もがそれぞれの幸せを求め、散らばり、混ざり合い、傷つけ合い、手を取り合う。この四階建てのアパートは小さな村社会でもあり、今の世の中の縮図にも思えた。それにしても、この静かだけど骨のある文章好きだなぁ。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
文芸
- 感想投稿日 : 2018年2月15日
- 読了日 : 2015年8月3日
- 本棚登録日 : 2018年2月15日
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