ワーキング・ホリデー (文春文庫 さ 49-1)

著者 :
  • 文藝春秋 (2010年1月8日発売)
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本棚登録 : 4265
感想 : 414
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「お菓子のアン」を読んでの購入。ヤンキーのキャラとか変わった人が多く出てくることと食べ物のことが出るのは同じようだ。
ホストの主人公の前に突然現れる息子。(最後まで本当の息子なのかと疑うが・・)
その息子が出てきたこともあって、ホストから運送屋に鞍替えするのも両方のオーナーをしているおかまの上司のおかげ。この息子が良くできた子供で、自堕落な父親を少しづつまともな人間に変えてゆく。ホスト時代の仲間やお客様にも支えられる。短いような長いような夏休みが終わる頃には、二人の父子の間には離れがたい感情がでてくる。何ともTVドラマ的ではあるが、ほっこりさせられる。続きも購入しているので即読もうと思う。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2021年10月11日
読了日 : 2021年11月4日
本棚登録日 : 2021年10月7日

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