ドストエフスキー本人の経歴から小説を分析するのではなく、ポリフォニー小説として小説を考え、その小説の主人公の行動からドストエフスキーの小説家としての分析を行なうということであった。したがって、多くの小説が一部分を抜き書きで書いてあるが、全てを読んだ後でないとなかなか理解しづらい。ましてや50年前に読んで内容がおぼろになっている場合は苦しい。
米原万里の紹介本であるが、学生にはあまり向いていないのかもしれない。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2024年2月14日
- 読了日 : 2024年2月14日
- 本棚登録日 : 2024年2月14日
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