既得権益者が政治経済を牛耳っている田舎町で、地熱発電所を建設して革命を起こそうという男とその同盟者?たちの物語。
革命といいつつ、地熱発電の掘削場所探索の原理は胡散臭く、革命の思想はあやふや。男一人のドタバタ劇のようになり、結局は精神異常者と扱われてしまう。
閉塞感のある組織に不満があるとき、権力を持たない者が一人でジタバタしてもうまくいかない、みたいなよくありそうな話で哀しい。
口の重しには墓石と重い財布。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2024年3月30日
- 読了日 : 2024年3月30日
- 本棚登録日 : 2024年3月28日
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