口コミで次作を先に読むべきか、
出版順に読むべきかが議論されていたので悩んだが、
出版順に読んでみることにした。
そこに作者の意図があるのかも。
まず、18年も経っていて、
燿子は結婚し子どももいて(しかも相手は立海ではなく)、
スーパーで働いていることにしばらくついていけなかった。
燿子は高校生の頃かなり優秀で、海外で働きたいと思っているくらいだったが、
あっさり結婚したらしい。
そして自身が「おあんさん」に。
遠藤家は更に没落していて、以前に働いていた人々は今は皆いない。
まだ若いのに、何回も転回している人生だなあ。
1作目のなでしこ物語から時間をあけずに読んだので、
あまりにも違うストーリーで「えーっ!」となったが、
おなじみの登場人物たちが出てきてほっこりしたり、
昔、隆盛を極めた常夏荘のゴージャスな埋蔵品たちに驚きながらも、
パートの主婦が起業するまでのストーリーとして楽しめた。
かつての青井先生の教えが燿子の中にずっと生きているね。
それにしても、燿子はなぜ龍治を選んだのだろう。
いろいろ疑問が残るところもあったが、次作でそれが解決されるのだろうか。
そしてこの後、龍治や立海との関係性に変化があるのか。
この話自体は明るく終わったが、とても気になる。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2021年10月18日
- 読了日 : 2021年10月18日
- 本棚登録日 : 2021年10月18日
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