読書脳 ぼくの深読み300冊の記録

著者 :
  • 文藝春秋 (2013年12月9日発売)
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本棚登録 : 444
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 立花隆が『週刊文春』に月イチ連載している読書日記の、単行本化第4弾。連載自体はもう21年に及んでいるという。私はこれまでの3冊もそのつど買って読んでいる。それぞれブックガイドとして有益だし、毎回オマケ的に併録される読書日記以外の文章も、それぞれ面白い。

 前作にあたる『ぼくの血となり肉となった五〇〇冊 そして血にも肉にもならなかった一〇〇冊』(2007年)は、オマケである立花へのロングインタビューだけで本一冊分あり、すごいボリュームだった。
 対照的に、本書のオマケは石田英敬(東大図書館副館長)との対談のみ。ページにしてわずか30ページほど。なので、これまでの4冊でいちばん小じんまりとした作りになっている。

 それはともかく、この対談も読書論として、また本の未来を展望するうえで読み応えのある内容だ。読書日記の部分も、相変わらず中身が濃い。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 読書論・書評集
感想投稿日 : 2018年10月14日
読了日 : 2014年2月7日
本棚登録日 : 2018年10月14日

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