立花隆が『週刊文春』に月イチ連載している読書日記の、単行本化第4弾。連載自体はもう21年に及んでいるという。私はこれまでの3冊もそのつど買って読んでいる。それぞれブックガイドとして有益だし、毎回オマケ的に併録される読書日記以外の文章も、それぞれ面白い。
前作にあたる『ぼくの血となり肉となった五〇〇冊 そして血にも肉にもならなかった一〇〇冊』(2007年)は、オマケである立花へのロングインタビューだけで本一冊分あり、すごいボリュームだった。
対照的に、本書のオマケは石田英敬(東大図書館副館長)との対談のみ。ページにしてわずか30ページほど。なので、これまでの4冊でいちばん小じんまりとした作りになっている。
それはともかく、この対談も読書論として、また本の未来を展望するうえで読み応えのある内容だ。読書日記の部分も、相変わらず中身が濃い。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
読書論・書評集
- 感想投稿日 : 2018年10月14日
- 読了日 : 2014年2月7日
- 本棚登録日 : 2018年10月14日
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