文字通り、三国志を著者独自の目線で捕らえ、通説や三国志演義に異を唱える一冊。
一番腑に落ちたのは、赤壁の頃の劉備は孫権の一家臣だったのではないかということ。
三国志演義では孫権と劉備は対等(それどころか孫権は孔明の舌先に騙される立場)だけど、国力を考えると現実的ではないし、何よりその後の両国の関係などを考えると納得できる。
また、孔明が軍事的才能に劣ってたことや、関羽が荊州王になったときは半独立化してたことなども再認識。
もちろん、著者独特の文体もあって、眉唾だと思える記述もあるのだけど、それを差し引いても非常に面白かった。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
歴史
- 感想投稿日 : 2015年9月27日
- 読了日 : 2015年9月17日
- 本棚登録日 : 2015年8月16日
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