親権問題はよくドラマに出てくるテーマだ。特にアメリカはシビアなものが多い。たいがいは愛情はあるけど金がなく世間の評判も芳しくない親が、愛情はうすいけど経済的にしっかりしている親に負けてしまい泣く泣く親子が別れるという話になる。このドラマは大筋ではそのフォーマットで、子どもが優れた能力を持つギフテッドというあたりが違う。普通の子どもに育てたいと思う主人公と普通の生活は切り捨て特殊能力を育てようとする祖母との争いになる。
親子の泣き別れからどう展開するのかどう見せるのかと思ったら、たいしたひねりはなかった。新事実を告げて子どもを取り返すだけで、結局ベタな展開ということになる。
それでも表情豊かな7歳の娘、だらしないとこもあるけど要所要所は締める親(おじさん)、片目のネコ、情に厚い隣のおばちゃんといった配置が絶妙だ。特別な能力で先生や教授を驚かすのはこれもベタな展開なんだけど楽しいところ。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
映画
- 感想投稿日 : 2018年12月17日
- 読了日 : 2018年12月17日
- 本棚登録日 : 2018年12月17日
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