眠れる美女 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (1967年11月28日発売)
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本棚登録 : 3835
感想 : 348
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眠れる美女、表現の緻密さにありがたさを感じた。そして、全てが綺麗なわけではなく、ありのままを描くその川端康成の姿勢にグッときた。何かが起こりそうでなにも起こらないんだろうなと思わせておきながら、何かが起こりそうな予感を孕みつつ物語は進んでいく。我々はその時すでに川端康成の術中にはまっているのであった。

単純に抱いた感想としては、ページに文字がびっちり書いてあるなと思った。それは、会話する相手は眠っているのであって、大方主人公の思考が書いてあるのみになるで当然である。

まあ雪国の方が好きかな。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2019年2月9日
読了日 : 2019年2月9日
本棚登録日 : 2019年2月9日

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