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わたしたちは仲間です
クラスメイトからの執拗で陰湿な苛めを
受け続ける僕に届いた差出人不明の一枚の紙。
新手の苛めと疑う中も手紙は届き続け、
恐る恐る呼び出された待ち合わせ場所に行くと
そこには同じように苛めを受けるコジマがいた。
誰かに知られるわけにはいかない二人は、
共犯者にも濃淡が違う同じ色にも見えます。
人は自分と違う理解できないことを恐れ、
嫌い、怖いからこそ排除しようとするだよ
というコジマ。
主人公の僕は斜視が原因で苛められてるが、
手術で治ると医師から知らされる。
悩む僕に母は、
「人と違うところが同じになったからといって、
大事なものが失われたり損なわれたりしない」
と手術に背中を押す。
本質は見え方が変化しても変わらない。
そのものが変わった時に初めて変化が現れる
と感じたラストでした。
深く複雑で重い読後感。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2022年6月2日
- 読了日 : 2022年6月2日
- 本棚登録日 : 2022年4月14日
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