WHOは分からなくても、WHOMとHOWは序盤で大体見抜く方、私です( ^ω^ )ドヤァ←残念
◎幽霊屋敷で胡散臭い神霊学者が石室に閉じこもる=密室ものですね大好物です…
◎行動怪しすぎる彼=可哀想な展開ですね分かります…
伊達にミステリ読んできてないですよ( ^ω^ )
相変わらず犯人は全くの見当違いでしたけどそれはまあいつも通りなんで( ^ω^ )
_人人人人人人人人人人人人人_
>的外れは ( ^ω^ ) いつも通り<
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
自嘲モードはこれくらいにして、感想いきまっす\(^o^)/
カーお得意のおどろおどろしい陰鬱な雰囲気漂うガッチガチ密室ミステリです。
相変わらず章の締め方が新聞小説みたいな煽り方で、なかなかページをめくる手が止められません。既読作品の感想にも書いたかも知れませんが、この辺は乱歩と近い雰囲気を感じます。
初っ端から「俺の為に幽霊屋敷に止まってくれないか!」という急展開で幕を開け、着いた先には目がイッちゃってる住人達が降霊術の準備に勤しんでいる…うーん、好きだなあ、こういうベタな感じ(笑)。
と思ってたら、あれよあれよと離れの石室から重々しい鐘の音がリンゴーンと鳴り響き、駆けつけた人々が苦心の果てに破った密室の中には全身を切り付けられた男の死体が!
これが冒頭100ページに収まっちゃうんですから、せっかちなミステリスキーには非常に有難いですね( ^ω^ )
それにしても、自分達を精神的に支配していた心霊学者が死んだ途端、正気を取り戻してみせた面々が意外に普通に受け答えしててガッカリ…。もう少し、スーパーナチュラルな推論が展開されると思ったんですが。前半のホーンテッドなイメージは、警察の取り調べ以降すっかりなくなってしまいます。
肝心の殺害トリックも、予想以上のアンフェアっぷり\(^o^)/そんなん分かるかーい
意外な犯人という点は十分にクリアしてるかしらとも思いますが、読者が積極的に犯人当てをするタイプの作品ではありません。
怪奇趣味溢れる物語世界を堪能しつつ、カーの仕掛けたトンデモトリックに舌鼓を打つ、そんな一品です。
- 感想投稿日 : 2013年5月26日
- 読了日 : 2013年5月21日
- 本棚登録日 : 2013年5月21日
みんなの感想をみる