まいごになったおにんぎょう (岩波の子どもの本 カンガルー印)

  • 岩波書店 (1983年11月15日発売)
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感想 : 11
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あるところに、ちいさいおにんぎょうがいました。
でも、もちぬしの おんなのこは にんぎょうなんか すきではありませんでした。

もちぬしのおんなのこと はぐれてしまったおにんぎょう。
おにんぎょうは、もちぬしのおんなのこから「みっともない!」といわれたり まいごになってしまったことがかなしかったのです。

おにんぎょうがまいごになってしまった、スーパーの冷凍庫のなかはとてもさむくて きけんがいっぱい。

おにんぎょうは きょうがもういく日なのか わからなくなりました。

ある日ふとうえをみあげると そこにしらないおんなの子がみえました。

しらないおんなの子は、おにんぎょうのために オーバーとぼうしをプレゼントしました。

あたたかいふくをきると、おにんぎょうはずっときぶんがよくなり、じぶんのことを かんがえてくれるひとのことをおもって、しあわせなきもちになりました。

おんなの子は、スーパーのれいとうこにすむおにんぎょうとなかよしになりました。

そしてある日。
おにんぎょうはおんなの子のうちにつれてかえってもらいました。

おんなの子はおにんぎょうをかわいがり、たくさんあそんでくれました。
けれどもおにんぎょうがだいすきだったのは、ほかのおにんぎょうとあそぶことでした。
ほかのおにんぎょうは、おにんぎょうの冷凍庫でのぼうけんのはなしを、とてもよろこんできいてくれたからです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: えほん
感想投稿日 : 2011年5月23日
読了日 : 2011年5月23日
本棚登録日 : 2011年5月23日

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